地味子がモテ子になれるまで




「…焼き餅ですか?」



うーん、
焼き餅がどうしたんだろう…



「壱瑚、コイツ解ってないぞ」


千歳くんは
解っていたように指摘した。



「…カナメちゃん食べ物の焼き餅じゃないんだよ?何て言うんだろう…
感情が抑えられなくったり心がズキってしたり…そんな感じなんだ。」



「そう、ですか…」



そう呟いた瞬間、
ガチャリとドアが開いた。



「…買ってきたぞ」



面倒くさそうに
空海くんが入ってきた。



手には
コンビニの袋を持って。



「おはよう…です」



一応、挨拶をした。
日本語おかしいけれど…(汗)



何に、私は
戸惑っているんだろう?




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