地味子がモテ子になれるまで



「か、カナメー!!!!!」



バタンっ。



「閉めちゃった…」



ママが怖すぎて
ドア閉めちゃった。



静かに
ゆっくり開け直すと、



ドアの前に
変な顔をしたママがいた。



「こんな時間まで学校にも行かないでどこ行ってたの」



怒ったような
呆れたような…



そんな感じで
ママが言った。



「…い、壱瑚くんのお家に」




「まっ、カナメ彼氏ができたのー?」




< 46 / 120 >

この作品をシェア

pagetop