地味子がモテ子になれるまで
「ち、違うよ…」
弱々しく答える私に
「んもぉ~、いきなり可愛くなっちゃったからどうしたのかと思ってたのよ!彼氏の為だったのね~」
と有無も言わせない
ぐらいの勢いで喋るママ。
すると
「は?カナメ、彼氏つくったのかよ!!!何でだよっ」
珍しく弟が絡んできた。
「何での前に付き合って…」
「あー!!!ノロケなんてききたくねぇよっ」
どうして
私の家族は話しを
きいてくれないんだろうか…
「パパは…パパは許さないぞ」
そして
片手に焼酎の瓶を
目には涙を浮かべながら
パパまでやってくる。