地味子がモテ子になれるまで
わがまま
「カナメちゃんっ、起きて!!!僕にも話しきかして!!!」
そんな声がきこえ
重い瞼を嫌々あける。
「……え、」
目の前には
さっきまでいなかった
壱瑚くんがいた。
しかも千歳くんもいる。
え?なになに???
「おはよう、カナメ」
千歳くんが
口だけ笑いながら言った。
…口だけ。
目が全然笑ってない。
「何で、壱瑚くん達がここにいるんですか…」
「んー?カナメちゃんが心配だったからっ♪」
そう言う
壱瑚くんに照れた。