地味子がモテ子になれるまで
美容師さんに
髪をいじくりまわされ…
3時間ぐらいたった。
今、私の頭の上には
変な機械があります。
それが、もう
暑くて暑くて…
「暑いです…」
「我慢しろ。」
何度も
訴えるんですけど、
即答されます。
それが
何気に悲しくて…
プロデュースなんて
どーでもいーでーす。
って気分になります。
マジで早く
家に帰りたいです。
そんな感じで
ブツブツ思っていたら、
「終わりですよ」
と鏡を見せられた。
「うわ、ピンクだ…」
ピンク!!!って感じ
じゃなかったけれど…
真っ黒だった
面影は全くない。
「もっと嬉しそうにできねえのかよ、お前は。」
千歳くんに
言われたので…
「ワア、ピンクダア♪」
と嬉しそうに
言ってみたら
「…完璧、棒読み」
空海くんに
ツっこまれました。
「お会計は、34500円になります。」
「はーい、3ま、ん…3万?!!ええぇー、私そんなにお金持ってない…」