地味子がモテ子になれるまで



暗くて静かすぎる道を
歩きながら



電灯が2本立っている
小さな公園に立ち寄った。



錆び付いたブランコに
跨りギーギーと
耳障りな音が
鳴り響く。



「空海くん…」



「ん?」



「ありがとうございます。」



「あぁ、」



そんな一言一言の
会話をしながら、
ブランコを漕ぐ。



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