地味子がモテ子になれるまで



「おやすみなさい」



ママ達におやすみを言い、
自分の部屋にもどった。



さて、寝るか。と
布団に潜ろうとしたら



ノックがなった。



「んー?」



「俺、ハル。入っていい?」



いいよ、と返事をし

ハルのために
クッションとお茶をだした。



「カナメ、俺さ好きな子がいるんだ。」



コップに注いでるお茶を
こぼしそうになりながら…



「へー、どんな子?」



「いきなり可愛くなったんだ。きっと、絶対モテる。馬鹿で天然で…」



「ちょ、ちょっと待って…それ本当に好きなの?後半貶してない?」



疑問に思う。



ハルは意外と
モテるんだけど…



告白も全部
断るらしい。



好きな子の事きいても

煩いの一点張りで
教えてくれなかった。



なのに、
教えてくれるなんてっ



何か嬉しいな。





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