地味子がモテ子になれるまで



「…ちょっと千歳達に気に入られてるからって調子にのらないことね。覚えときなさい」



愛美先輩と呼ばれて
答えたのは目の前の
化粧の濃い金髪の女の子。



「きいてんの???」




ポニーテールした
ピンクっぽい色の髪を
グイッと引っ張られる。



「痛っ…」



廊下のど真ん中で
よくやるよね。



こんなとこ
千歳くん達に見られたら…



「おい、何してんだよ」




< 99 / 120 >

この作品をシェア

pagetop