コンビニとヤンキーと妄想姫




 
  「・・・・っ・・。」




  首筋に一瞬痛みがはしる。


  

  心臓がいつもと違う音を出して動いている


  もう少ししたら心臓壊れそうだ・・・。




  

  「・・・ごめん・・・」



  龍二がわたしからゆっくりと離れて


  静かに謝った。



  「えっ・・・?」




  「俺、まつって言ったのになんか

   一週間杏奈に会わなかったら

   我慢できなくってって~」




  そういってベットにだいぶして

  枕に顔をうずめながら



  「言い訳してる自分ちょ、かっこ悪いな」




  ううん・・龍二かっこ悪くなんてないよ


  一週間わがままも言わないで

  わたしのわがまま聞いてくれた。



  

  「・・・龍二はかっこいいよ
   誰よりも私のこと考えてくれてる

   照れながらすきって伝えてくれる
   そんな龍二大好きだよ?」






  
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