コンビニとヤンキーと妄想姫




  「すきじゃないと思う。」





  「お父さんなんてどこの家もあんなものよ
   ”お父さんと結婚する~”なんていってた子が

   お父さんの知らないところで彼氏
   つくって、最近見てなかった娘のかわいい~

   笑顔知らない男にむけてるんだもんw

   嫉妬よ嫉妬。


   きっと結婚になったら

   今日みたいなのじゃすまないかもよ?」





  クスクス笑いながらいうお母さん。



  ”お父さんと結婚する”ね…言ってたな




  「・・・うん。嫉妬…

   でも龍二のこと馬鹿とか言うから」




  さっきのこと思い出して

  また気分が落ち込む。




  「・・・お母さんも龍二君ちょっと怖いかもw」




  なんておちゃめに言ってるけど

  実際、傷つきますからw




  「でも!杏奈が言うんだからきっといい子。
   自分の娘が嘘つくような子じゃないって
   知ってるし、

   今度家につれといで。
   それでお父さんが間違ってたら謝ってもらおう

   絶対家につれてくること約束ね?

   それが約束できるんだったら
   明日クリスマスパーティー行っていいよ!


   お父さんにも言っておきますから。」






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