コンビニとヤンキーと妄想姫
龍二は自分の首元に揺れてるネックレスを
嬉しそうに眺めている。
これかって良かったな・・・。
「あっ…お前昨日大丈夫だった・・・のか?」
昨日のこと・・かぁ
大丈夫じゃなかったな・・
お父さんに龍二をあわせなきゃいけないんだ。
「あはは・・・大変だった。
久々に全力で声だしましたわ。」
ケンカ後のどがからっからだった。
ベットから降りた龍二にいきなり抱きしめられる・・・
心拍数がいっきに上がって顔があつく
なるのがわかる・・。
「りゅう・・じ?」
「ごめん…やっぱ行けばよかった。」
龍二の背中に腕を回す
「ううん…でも今度は来て?
お父さんと会ってほしいの。
お父さんもお母さんも龍二の事
知りたいって、てか私が
知ってほしいだけどね?
本当はやさしくて人思いなとこ
会ってみないとわからないでしょ?
龍二見た目いかついし~」