コンビニとヤンキーと妄想姫








 

  気づけば10時を回っていて



  昨日ケンカしたこともあるから
  10時過ぎに龍二パパに車で

  送ってもらって家についた。




  「今日はありがとうございました!」



  龍二パパに頭をさげると

  片手を挙げてまたおいで~って

  明るく言われた。





  

  車が見えなくなるまで見送って

  玄関のドアを開けた。





  「ただいま~」




  リビングへ通じるドアを開けると

  聖がケーキをもふもふ幸せそうに

  テレビを見ながら食べていた。




  「あっねぇちゃんおかえり~」


 
  ニヤニヤしながらこっちを見てくる聖



  「な・・・なによその顔。。」




  フォークに刺さったイチゴをパクっと口に
  入れてなおもニヤニヤしている聖。



  
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