コンビニとヤンキーと妄想姫








  「お前はこれでいいんだな。」




  拓也が真剣な顔でいう。




  「うん。これがいい」











  大きなショッピングモール。



  ここに今日龍二はくる。




  それを知っていて私は拓也といる。




  あの日。



  拓也に彼氏を演じてほしいと




  お願いした。




  「なんで、こんな事するんだ。」




  「龍二に幸せになってほしいから」





  私のせいで龍二を大変な目に合わせたくない。











  だからあいつらの指示に従う。







  本当はすごくすごくすごく悔しいけど

  なんも出来ない自分にできること。





  龍二の幸せを願う事。







  
< 381 / 422 >

この作品をシェア

pagetop