コンビニとヤンキーと妄想姫
----龍二side----





  「杏奈が浮気なんかする

   はずありません」





  震える声で言う美佳ちゃん



  俺だってそう思いたい

  てか思ってる。




  「うん、俺もそう思うよ…。」




  「杏奈は龍二くんのこと大好きで

   毎日おいしい玉子焼き作って

   龍二くんにまずいって言わせないように
   
   頑張るって言ってました。」




  俺まで泣きそうだよ・・・。



  急に杏奈の玉子焼きを食べたくなる

  せめて面接前に食べたかったな。
 
  今なら素直においしいっていえるのに。




  もう隣に杏奈はいないから。




  「杏奈は・・・「もういいよ。」



  美佳ちゃんの言葉をふざぐ。



  「もう、いいんだ。

   何があったかわかんないけど

   アイツは俺にもう好きじゃないって
 
   はっきり言ったから。

   それに変わりはないと思う・・。」







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