コンビニとヤンキーと妄想姫
もう外は暗くなって。
龍二が1人暮らしをはじめたアパート
もう場所は覚えた。
入った事はない…
ドアの前で龍二の帰りを待つ
メールもなんもしてないから
正直、なんて言われるかわかんない。
9時。
もう2時間待っている
多分そろそろだろう
案の定足音が聞こえてきた
かばんを握り締めた手には汗が
心臓はバクバクありえない音を立てている
「・・・・あ。」
私に気づいた龍二の声にびくっと反応する
「お、おかえりなさい。」