コトバ
★10
「も~
泣き止めって」
そんな声がしたと思ったら
唇に
何かが触れた。
…キス?
ビックリして涙も止まってた。
「あっ
泣き止んだ」
そう言って悪戯に笑う健司を見て
思い出した。
『健司って祐美と付き合ってるんじゃないの!?』
「はぁ…」
呆れたように溜息をつく健司。
「付き合ってって言われたけど断ったよ
俺が好きなのは
千春だけだからね」
耳元で囁かれ 顔が熱くなる。
「照れちゃって可愛い~」
そう言って
またキスしてきた。
私の顔はもう茹でだこ状態(笑)
そんな私に
「あっ
言っとくけど俺エロいから♪
これからよろしく~」
と健司。
『もうっ///』
私は健司のほっぺを抓ると
頬に軽くキスをして言った。
『こちらこそ』
end.