魔法の言葉
「じゃあ
さっそくなんだけど、
お願いしていい?」

「なに?」

「あたしのこと、りぃって呼んでくれないかな?」


「いいけど何で?」

「ずっと君だと遠い感じするし、
なんか先生に呼ばれると安心するんだ…」



「そっか…、わかった。
じゃあ俺そろそろ行くわ。また明日、
回診のとき来るな。おやすみりぃ。」



そう言って先生は
出ていった。

自分で頼んで変だけど
いざ呼ばれると
かなり恥ずかしかった。


でも、やっぱり心地よかったな…と思う自分がいて。

これは、恋なのかも
しれない…。
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