魔法の言葉
そしてあたしは、上着を
はおり、病室を出た。


庭につくとあたしは、
花壇の近くのベンチ
に座った。

花がきれいに咲いていて
見とれていた。


なんだか、眠いな〜と
思っていると

小学校低学年くらいの
小柄な男の子に
話しかけられた。

「ねぇ!僕とキャッチボールして遊ばない?」

手には2つのグローブと
野球ボールが握られていた。

なんとなくやったら
先生に怒られるかなとも
思ったけど

目の前にいる男の子が
可哀想に思えてきて

キャッチボールをやってあげる
ことにした。

ちょっとくらい
いいよね…?
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