魔法の言葉
「さっきは、怒られると思ったの?」

本当はもっといろいろあるんだけどまた

ぐちゃぐちゃになるとパニクって泣いちゃいそうだし

それに先生に好きなのに疑ってしまった
なんて言えなかったから

うん。

とうなずいておいた。

「なんか怖がらせちゃってごめんな。」

「あたしこそ迷惑かけてごめんなさい。」

「全然迷惑じゃないから。
りいは気にしないでいいよ。」

「はい…。」

「じゃ、安静にしててね。具合悪くなくても
悩んだりしたことがあったら遠慮なく呼んでね。」

先生はあたしが悩んでること察してたんだな
と思った。

「ありがとうございます。」

とだけ言って横になった。
先生は横になったのを確認して病室を出ていった。
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