魔法の言葉
裕太side

点滴が終わる頃だと思い、りいの様子を見に行った。

入るよ、

と声をかけて中をのぞくとりいは起きていたみたいだ。

さっきより顔色も良くなっていて少し安心した。


だが、話しかけても目をあわせてくれない。

りいは、口数は少ないが話しかければ必ず目が合う。

もしかしたら、何か隠しているのかもしれない。


さっきから、話しかけないでオーラがでている。

自分が気付いているかは分からないが…。



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