魔法の言葉
話していると、りいが泣き出してしまった。


最初は驚いていたが、

キレイに泣くんだな…

とみとれてしまった。

「どっか苦しい?」

と聞いても首を横に振るだけでなにも言わない。

ここで喘息が出たら余計に苦しくなると思い、

「落ち着こうか。泣くと咳もでちゃうし。」


りいをなだめてみたけど、ちょっと遅かった
みたいだ。

苦しそうに、むせてしまっていた。

すぐに脈をとり、 吸入をさせた。


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