魔法の言葉
考えてるうちに、母親はあたしの前に立っていた。

あたしは、震える声で言った。

「何しに来たの?」

「あら、久しぶりに会うのに冷たいこと言うのね。」
「用がないなら帰って。」

「あるわよ。今日はあんたに報告があるのよ。」

…いやな予感がしたんだ。



そして言葉をつないだ。

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