魔法の言葉


「あの家売り払ったから。あとは、自分でなんとかしなさい。」

「えっ?」

「再婚相手と住むことになったのよ。
じゃあ、それだけだから。」

そう言って出て行こうとした。

でも出て行くことはなかった。

正確に言うとあたしが腕を掴んで、出て行くのを
止めたのだ。
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