魔法の言葉
裕太side


ちゃんと、連絡したかな?

と思いながら歩いていると公衆電話にいる理衣沙ちゃんが見えた。




「ねぇ、連絡とれた?」

いきなりビックリしたのか
ビクッと肩が跳ねあがった。
そんな彼女の手は
とても震えていて…

声をかけても振り返りもしなければ反応もしない。

「とりあえず、病室戻ろう?そんな格好でいたら悪化しちゃうし。」

そう言って彼女の肩に手をおくと…


「触らないでっ!」

今にも泣きそうな顔で
手を振り払ってきた。



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