SOUND




……ああ、先生…あなたが今輝いて見えます。後で私ん中の先生ランク上げときま――――




「――――しっかしお前もよくやるなー。まさか高校生なんて………相談ならいつでも乗るぞ?」




「……は………い……?」




「いくら受験生でもそりゃあお前ら位の年頃だったら…そうだもんなー。

次からは見つかんなよ?俺、また叱んないといけなくなるし」




「…………………コロス…」




「……ん?なんか言ったか?」




ああ言ったよ。だが今は敢えて言わないでやろう。


こいつは駄目だ。先生だけど…駄目だ。ランク凄い下げとこう。
誰得?そんなの勿論自分さ。なんかスカッとするんだもん。




「――――それじゃあ次、体育なんで失礼しますね」





「ん?…ああ、もうこんな時間か。

そんじゃあ頑張れよ滝川。相談ならいつでものるからよ」





「(誰がお前なんかに言うかよ…)
………失礼しましたー」





.
< 23 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop