SOUND




「?ど、どうしたのあんた?顔シャウトしてますけど……」




「Σえっ?!シャウト?!……





うん、大丈夫っ」




きらりん。語尾には星マークでもつけといてほしい。



危うくシャウトしかけた頭を無理やり間逆にさせて再起動させる。
友達は何か怪しそうなものを見る目で私を見てきたのは流石に効いた。泣けてきそう。


そしてそれを全て分解させると繋がるのは昨日の人たち。
ああ!また気分が崩れてしまった!!




「ちが、違うよあの人たちは。ただの親戚の人だって」




「えー!うっそだあ!!だって……ねぇ?」




「うん。だって言ってたよ?」




にやにや顔の友達を見て私は謎が浮かぶ。
何を言っていたのか、がまず第一に。
そして誰が言っていたのか、が第二。



放課後ともなれば教室は数分もすれば人数も減っていく。その大半者が部活だ。


無論、帰宅部の私には放課後学校に残る意味など無い訳であり早く家に帰りたい。
……なのに捕まってしまうのって何なのだ真面目に。






「えっ、何が?言ってたって?」




それを言葉にするのはとても簡単だ。
早く帰って早く寝たい。我が儘だって思われても…仕方ないって事にしよう。



彼女らは、顔を見合わせて答えた。










「話してたよ?二組の、」




「えーっと………












確か尚人君が。 」






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