あわ玉キャンディ


あたしと霧崎さんの出会いは、

ちょっと特殊で。

ブルーの瞳が頭から離れてくれなくて、ずっと探してた。


楓が誘ってくれた合コンで、再会できて。

すごい偶然で、運命みたいって少し思ったりもした。

その日にわけのわからないまま、「付き合ってるってことで」って言われて、抱かれて。

そんな曖昧なカンケイをずるずると続けていたけれど、好きって気持ちはどんどん膨らんで。

霧崎さんといれることが、幸せで...。


霧崎さんは、優しくて。

でも、何考えてるのか全然わかんなくて。


やわらかく微笑んであたしを抱きしめるときの顔や、あたしを抱いてるときの艶っぽい顔とか。

ぜんぶ、好きで..........




「...きっ...りさきさ...っ...」


あたしの前から、

いなくなっちゃったんだね......。




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