あわ玉キャンディ
「......んん」
――もう、だめ
足の力が抜けて、立っていられなくなって、座り込もうとするあたしの腕をガシリと掴んだ力強い腕。
そのまま引っ張られてベッドへと誘導される。
だめ...
そうわかっていながらも、頭がポーっとして抵抗さえもできない。
甘い刺激に魅了されてしまったようで...
ベッドに到着し、ゆっくりと白いシーツの上に押し倒されて。
視界いっぱいに映った、彼の端正な顔立ち。
蠱惑的な瞳に、体が言うことを聞かない。
深いブラウンの中に吸い込まれそう―――
その目を細めて、覆い被さる彼の体に...
あたしは腕を回し、すべてを委ねた。