あわ玉キャンディ
流されてゆく。
もうどうなってもいい―――
薄れゆく理性の中で、そんなことを思った。
こんな反道徳的な事...
普段のあたしならありえないけれど。
「......っ」
彼の快感に歪む表情が、魅惑的で。
あたしの秘めた情欲が掻き立てられる。
こんなに激しく、
求められたのは初めてで。
羞恥心なんて消え去って、
快感の中へと堕ちてゆく。
――こうしてあたしは、
ブルーの瞳じゃない彼に抱かれた。