あわ玉キャンディ
≪2≫
曖昧なカンケイ
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「.........」
見慣れた朝とかけ離れたこの白い空間。
とあるラブホの一室で朝を迎えたあたし。
昨日の蜜な情事は―――
じんじんと残る下半身の気だるさと、
隣に眠る裸の彼の姿が物語っていた。
夢じゃなくて、現実。
激しい後悔があたしを襲う。
それと同時に昨日の記憶が甦ってきて。
顔が一気に火照るのが手に取るようにわかる。
ほんのりとあたたかいシーツの中から起き上がったあたしは、
とりあえず近くのテーブルに無造作に置かれた下着を手に取り、身に付けた。