あわ玉キャンディ
幸せと切なさ
お腹も満腹になり、上機嫌でレストランを出る。
ここのパスタは普通のパスタとは少し麺が違ってて、とっても美味しかった。
霧崎さんの新たな一面も見れたし、満足。
時間は午後4時。
これからどうするんだろう。
「これから――――」
聞こうとしたけど、すぐに口を紡ぐ。
それは、霧崎さんがポケットからブルブル振動する携帯を取り出して、耳に当てたから。
電話......、かな?
「.........、どうした? ユリ?」