サヨナラをキミに


とりあえず…


話しかけて、この気まずい空気をどうにかしよう。


下を向き黙々と作業を続ける高田さんをチラッとみた。


伏し目がちな目に長いつけ睫毛が不定期にパサパサと上下している。


あ、動きがとまった。


その瞬間。
伏し目がちだった目が大きく開かれ俺を見た。


チラ見していたと思ってたのは気のせいで

どうやら俺は視線を感じるほど見ていたらしい。

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