君恋



昨日、俺らは喧嘩をした。
たいした理由でもない。

ただ純粋に喋ってた彼女に、俺は怒ってしまった。

ただの友達のくせに
全部分かるみたいに
言わないでよ!!!

「ただの友達だってさ」

ああ―…やっぱ自覚しても、本人から言われるのは違うな。
立ち直れないや。

「・・・まぁっ!仕方ないよな~」

んだよ。
仕方ないって。
苛々する―――。


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