届かない想い。


隼に言われるまで気づかなかったけど、辺りはもう真っ暗だった



「9時。危ないから、帰ろう」


もう9時?

あたし、どれだけの時間、優と話していたんだろう



「隼…「明日、」

「え?」


明日?


「明日会えるかな?」

「……うん、大丈夫。」


少しためらったけど、あたしは大丈夫と言った



「良かった…メールしたのに返事なかったから…」



「メール………?」

「ぇ、見てない?」



メール?

なんの………


っあ、もしかして、



「夜7時に…ってやつ?」

「うん。見てたんだ。」

「一応…あれから色々あって…」


優と色々あったから…返信するの忘れてた…




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