届かない想い。



隼がいなくなって五年。


あたしは大学を卒業して社会人になった


あれから優とは距離を置くこともしないで、幼なじみに戻った



「みぃ、変な奴にひっかかんなよ。」


「大丈夫だよー。」

「隼が悲しむからな…」

「……うん。」



隼の話題が出ても、涙がでることも無くなった



「墓参り行くか!」

「うん!行こう!」



今日は隼の命日。

早く仕事を終わらせてお墓参りに行く


そう優と約束したんだ。



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