難しい恋は遠慮させてください
フリーズ中…

何で深川がこんなこと聞くの?

そんな流れだっけ?

【なにをいきなり(-ω-)
アンタはどうなのさ?】

【どうなのかなー
って思って(笑)
俺?いないよ(^皿^)】

【ふーんいないんだー】

私はこのまま逃げてしまおうと思った。

まだ自分の気持ちがはっきりしてなかったから。

【いないよ(笑)
で、リオは?】

はい?

今のナレーション聞いてた?

おいおいおい…

まだ気持ちかはっきりしないんだって!

好きな奴は確かにいるけど、あの人が忘れられないんだって!

伊島康太。

伊島先輩と同じ名字の私の初恋の人。

六年間好きだった私の大切な人。

いつも返信の早い私がなかなか返信をしなかったから、深川からメールが来た。

【どーしたー?】

【ううん
何でもねーよー(笑)
言わなきゃダメかー?】

【もち☆】

コイツ鬼な…

…もーいーや。

嘘じゃないし…

【アンタっていったら
どうする?】

言っちゃった。

嘘じゃない。

だって、深川に対しての気持ちや行動は康太くんにしてたのと似ているもん。

きっと私はもう。深川に恋してる。

そう思うんだ。


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