難しい恋は遠慮させてください
ドッチッタッ…カン?
ドッチッ…カン?
へたなドラムの音が部内に響く。
ドン、テン…カン…
ドッドッ…カン?
伊島先輩の哀れんだ視線が痛いくらいに私に突き刺さる。
うぅ…
ごめんよぉぉぉー!!!
私リズム音痴なんだよぉー!
これでも毎日十二時まで練習してるんだよー!
何でドラムやってるんだって話しなんだけどさ…
「教えようか…?」
申し訳なさそうに伊島先輩が私の隣に立って話し掛けてきた。
「あっははは…
お願いします…」
あぁ!私かっこ悪いよー
穴があったら入りたいとはこういうことなんだな…
「えっとね、まず左の一番近くにあるこのシンバルで四秒針を刻む様に叩いてみて?」
「はい…」
シャン、シャン、シャン、シャン
ぎこちない四秒針に私は顔を引きつらせた。
うぅ…下手すぎる…
「だっ…大丈夫!最初はこんなものだよ」
先輩…顔が引きつってますけど…?
「いやぁーダメダメですね私」
私は頭を掻いて苦笑しながらも先輩を見つめた。
あれ?なんか近い?
伊島先輩は私の真横に立っている。
手を曲げたままでも先輩に届くほどの距離。
少し恥ずかしくて目を背けると深川と目が合った。
ドッチッ…カン?
へたなドラムの音が部内に響く。
ドン、テン…カン…
ドッドッ…カン?
伊島先輩の哀れんだ視線が痛いくらいに私に突き刺さる。
うぅ…
ごめんよぉぉぉー!!!
私リズム音痴なんだよぉー!
これでも毎日十二時まで練習してるんだよー!
何でドラムやってるんだって話しなんだけどさ…
「教えようか…?」
申し訳なさそうに伊島先輩が私の隣に立って話し掛けてきた。
「あっははは…
お願いします…」
あぁ!私かっこ悪いよー
穴があったら入りたいとはこういうことなんだな…
「えっとね、まず左の一番近くにあるこのシンバルで四秒針を刻む様に叩いてみて?」
「はい…」
シャン、シャン、シャン、シャン
ぎこちない四秒針に私は顔を引きつらせた。
うぅ…下手すぎる…
「だっ…大丈夫!最初はこんなものだよ」
先輩…顔が引きつってますけど…?
「いやぁーダメダメですね私」
私は頭を掻いて苦笑しながらも先輩を見つめた。
あれ?なんか近い?
伊島先輩は私の真横に立っている。
手を曲げたままでも先輩に届くほどの距離。
少し恥ずかしくて目を背けると深川と目が合った。