心の中をノゾイテ。
第一章*確信*
「ふわぁ~あ」

アレ?目覚まし時計セットしたはずなんだけどなぁ。


って!!遅刻しちゃう。


「神流ー!!遅刻するわよぉー!!」

下から聞こえる母さんの声。


「分かってるよぉ!!」

ああ、もうっ!!

分かってる事を言われんのがムカつく!!

あたし、神流(かんな)は、中学1年の思春期真っ盛りの女の子。


私の朝はいつもこんな感じ。


早くしなくちゃー。


今日の一時間目の先生は・・・

うわっ、遅刻に厳しい里中かぁ。


今日は運ないなぁ。
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