キャバ嬢とボーイの秘密の関係

フーッ

タバコの煙りを吐き出すと


「やっぱり分かってなかったか」


その言葉に
戸惑いを隠せない


あたしの知ってる美也はキレイだ
背が高くて
声はハスキー


だけど今目の前にいる美也は


どこからどうみても男
面影はあるけど
声も違う

目の前で起こってる事が
あまりにも分からなくて悩んでると

「とりあえず家に帰ろうか」
とタバコの火を消しながら
いつものハスキーな声で美也が言う

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