キャバ嬢とボーイの秘密の関係
席に戻ると
春樹の横には
知らない人が3人程座っていた
「俺のお姫様登場―!」
と言われ照れながら春樹の横に座ると
ごめんね。来るって 言って聞かなくて...
と甘えていってくる
その間に
3人にも女の子が付き、
話しが盛り上がっていく
春樹とあたしも加わり話をする
気付けば
4セット目を迎えた頃には
みんないい感じに酔い初めてきた
もちろん春樹も
あたしはウーロン茶を飲んでいた為酔うことはない
周りのお客さんが帰って行く中
あたし達の席は一向に帰る気配もなく盛り上がってる
そんな中
ボーイさんに呼ばれたため
春樹にちょっと待っててねと言い
席を立つ
他の席で指名だよと案内される
誰だろうと思い顔をみると
恭が座っていた
よッと言われ
少し気まづい空気になる
No.2だったんだな
と言いながら
お酒を飲み干す恭
それをあたしが作る
お店は休み?と聞くと
他の奴に任せてある。と一言言われる
いつもと違う恭
何かあったのだと思い
話してくれるまでは
そっとしておくことにした
少しの間沈黙が続き
恭がその沈黙を破る
「俺最近味覚がおかしいんだ。2人に新作を食べて欲しくて作っていたんだけどどんなに調味料を入れても味がしなくて...」
今日さなちゃんと一緒に食べに来てくれないか?と涙を浮かべながら言う
わかったと言うと
恭はお店に戻って行った