夕暮れキャンパス








1秒ごとに微妙な変化を見せる空に魅せられたあたしたちは、しばらく無言だった。



そんな心地よい静寂を先に破ったのは春のほうで











「俺、ちかと別れたんだ。」










いきなり本題をきりだした。






「・・・・うん。」






他に気の利いた一言、って考えたけどあたしの口から出たのはこんなんだった。





















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