溺愛彼氏6:4
6月
雨降り
いつもは憂鬱だったけれど。
隣に並んで一つの傘を分け合って
笑うあなたを見ることが
楽しみで仕方ない。
私のほうに傘を傾けるから
あなたの肩はいつも濡れていて、
それも気にしない様子で
笑うあなたを見ることが
楽しみで仕方ない。
憂鬱な雨。
だけどもう少しの間だけ
降ってくれないかな。
一つの傘を分け合って、
1番あなたの近くにいられるから。