星になった彼女
第2話【星〜永久の思い出〜】
時間が経ち放課後になった時の事。

僕は教室に残り窓を開きオレンジに染まる夕焼けをみた。


こんなにキレイな夕焼けをみたら詩を書きたくなる。

僕は今の気持ちを黒板に書いてみた。


〈綺麗な綺麗な夕焼け
君も同じようにこの空を見ているのかな?
会いたい
遠く離れていても僕を思ってくれますか?〉



タッタッタッタッタッ

階段を上る音がする。

誰か来たっ。

僕は急いで黒板を消した



「はぁーはぁー、あっ勇気!いたいた。よかったー!何してたの?黒板・・・・・」

「あっこれは・・・」

僕は夕焼けの部分を消し忘れていた。

永久は、僕が書いた文字を指でなぞり目に涙をためていた。


「永久―――?」

「あははっ!勇気この詩いいじゃん。私に例えたらなんか涙がでてきた!!」


「えっ?」

僕が書いた詩で泣いた?


永久に例えた?


永久も辛い恋愛したのかなぁー?



「勇気そんな事より一緒に帰ろっ!」


「うん。いいけど永久大丈夫?」

永久の涙をみたらなにかが僕の胸に刺さった。


「大丈夫だよっ!」

涙する永久に僕は何かしてあげたくなった。



「ねぇ、永久!今日の夜時間ない?」

「えっ暇だけど、どうして?」


「僕が取って置きの場所を永久に教えてあげる。」

「うん。ありがと。何時に何処に集合?っていうかどうして夜??」


「行ってみれば分かるって!!時間になったら僕が永久の家に迎えに行くから!」


そういって二人は別れた
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