星になった彼女
ガチャッ


「ただいまー」


「あら、おかえり。遅かったわねぇー。今日の夜ご飯は勇気の好きな餃子よっ!」


「ありがとう。だけど、今日は友達に星がキレイに見えるところに連れてってあげたいんだ。」


「そうなの。じゃあなるべく早く帰ってくるのよ」

「うん。」


僕はノートと鉛筆を持って、永久の家に向かった。










ピーンポーン ピーンポーン



「はいっ?」


「あっ勇気?!待ってて今から行くね。」



「あっうん。」



「お待たせっっ。見て!このワンピース可愛いでしょっ?!」


僕は永久を見て一瞬胸がドキドキした

何だろうこの気持ち。

「勇気?」

「あっごめんっ。とっても可愛いと思うよ永久がっ!」


「もぉー勇気さぁ冗談うますぎっ。」

「えっ僕本当の事を言ったんだよっ!!」


「えっ・・・?本当に?!」


「本当!」

「恥ずかしい事言わないでよー!でもありがとっ!!」


僕は顔がにやけそうだった。


あまりにも照れる永久が可愛かったから。



可愛い?


僕どうしたんだろう?


ドキドキするし、正直永久の事を可愛いって思う。



「ねぇー、勇気?どこに行くの!?」

「あのねぇー、星がキレイに見えるところ!」

「ほら着いた!」
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