星になった彼女
ここは草原のような花畑


僕がいつも学校で辛い事があったら来る所。


「ねっ・・・」



「うわぁーすっごくキレイ。星が私達を包み込んでるみたい。」


僕は永久が星を見上げている姿を凄く愛しいと思った。



永久を見ていると、なんだかパワーをもらえる。



僕も永久にパワーをあげたい。


一体今日の涙は何だったのか。


永久は今も辛い思いをしているんじゃないのか。



だから僕は永久にこの場所を教えた。



「ねぇー、永久、今日は星を見せてあげたいんだけど、一つ聞きたい事もあるんだっ!」



「うん?何々!?」



「永久辛い恋愛とか、してない?」


「えっいきなりどうして?」


「だって教室で泣いてたじゃん。しかもあの詩は恋愛の詩だから。」



「それは・・・」



「話してみて?話したほうが楽になるよ!!」



「うん。ありがとっ。でも・・・」

「大丈夫。誰にも言わないから。」

「じゃあ・・・?あのね、実は私、体が弱いの。だからね入院も時々したの。ある日私が窓を眺めていた時の事。」



「あぁーあっ!毎日毎日入院、点滴嫌だなー。」

私はポツリと呟いた。


「ねっ!嫌だよね!!」


そう笑顔で私に言ったの


まるで天使の笑顔で。


私は一瞬にしてその子に恋に落ちたわ。


その子の名前は
《高濱 侑李》

歳は私より二歳上。


私がちょうど中学一年生で侑李が中学三年だった。
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