丁寧な言葉にご注意を。
「中臣も読む?」
「いえ、あまりミステリーとか興味ないので」
「えーもったいなーい!!読め。」
無理やり中臣に本を押し付ける。
中臣は半ば呆れながらも大人しく受け取った。
よしよし。
存分に読みたまえ!!
ーガーーッ
自動ドアが開いて帽子を深く被った男の人が図書館に来た。
二階に上がったから自習室かな~
小柄だったから高校生?
ま、あたしには関係ないか。
あたしはカウンターから出てまた新しい本を探しにいった。
勿論!“ハヤテ”さんの!!
だってこれしか読めないから、とか言わないそこ