丁寧な言葉にご注意を。
変わらず、あたしと中臣はお互いを見なかった。
でも多分ー‥
「貴女はー‥本当にときどき鋭い……」
どんな顔をしてるかなんて、わかるー‥
それ以上、
あたしは何も言わなかったし、聞いていない。
その後、あたしと中臣は何もなかったかのように普通だった。
やっぱりうざみんからの連絡は嘘で、
中臣とあたしは本を片付けて図書館を出て行った。
なんで中臣が本棚をあさったのかは、まだ中臣が教えてくれなかった。
「あ、図書館で待たなくてよろしいんですか?」
図書館を出るとさっきの警察官がいた。
「えぇ。先程ウザイ…いえ、宇佐見警部から連絡があって急用ができたと。」
だから中臣、もうウザイっていってまえ。
そんでもってそのキラキラした笑顔にあたしはじんましん出てきたよ。