丁寧な言葉にご注意を。
何故それを先に言わない。あ、バカだからか。
中臣がうざみんから手を離し、解放した。
うざみんはスーツの内ポケットから手帳を出して開いた。
「事件から3日前、監視カメラに映っていた人物の目撃情報が確認されたんだ。」
3日前ー‥
「他に情報は?」
中臣が聞く。
「いや……特には上がってきていない。何人か目撃した人はいるんだがなぁ…」
中臣が顎に手をそえて考える。
「なるほど。つまりあれですか。」
「ん?」
「ねー。あれだよね。」
「ななななななんだね!?」
うざみんが慌てふためく。
わかんないかなー全く。
「つまり。」
うざみんを指差すあたし。
「あんま役に立ちませんねと言うことを申しているんですよ。」
「カハァッ!!」
中臣のあまりに辛辣な言葉にうざみん吐血。