丁寧な言葉にご注意を。
「実央さんには弟さんがいるわけですし、暗くなる前に帰りましょうか。といっても充分暗いか……」
外を見るとほとんど真っ暗
冬は日が落ちるのが早いから
「送りますよ」
「ん、いーよ?大丈夫だし。」
そんなに遅い時間じゃないし。
「心配ですから」
真剣な目をする中臣
「え……」
ードキッ……
「実央さんが変質者を返り討ちにしないか………おっと」
「しないわ!!」
怒りの鉄拳をお見舞してやりたかったがうまくかわされた。おのれ
ほんと一言余計な人種だな!!
「まぁまぁ怒らないで」
「誰のせいだっ!!」
「戸締まりしますよー」
軽くあしらわれて私達は帰路についた。