丁寧な言葉にご注意を。





「本当に翔ちゃんも図書館行くの?」



「うん!」




お昼ご飯を食べて、あたしは着替えて図書館に行こうとしてた。




そしたら翔ちゃんも行きたいと言い出したのだ。



まぁいっか。




あたしは翔ちゃんも連れて行く事にした。




ーガーーーッ




「中臣、早ーーい」



「はぁ‥普通ですが」




図書館に来ればやっぱり早い中臣が受付にいる。



で、やっぱり本を読んでいる。




「実央さん‥その子は弟さんですか?」




受付から覗く中臣があたしと手を繋いでいた翔ちゃんを見る。




「あ、うんそう。弟ー‥」



「オムライスくんだー」



ΣΣ!!




翔ちゃんが中臣を指差して言った。




翔ちゃーん!!




「ダメでしょ!指なんか差しちゃ!!」



「実央さん問題そこじゃない。」




てへ☆




「オムライスくんー」



「しょ、翔ちゃ‥」




中臣がカウンターから出て翔ちゃんの前でしゃがむ。




「翔くん?頭の具合が悪い実央さんが何を言ったかは知りませんが僕の名前は中臣 颯と言うんです。よろしくね?」



「ソウくん?」



「はい。よろしく。……実央さん、待て。」



「すんませんでしたぁっ!!」




コソコソ逃げ出そうとした私に気付いた中臣




後ろ向いてたじゃんっ!何で気づくのっ!!











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